サリーに見るタッセル

5月に入り、ようやく安定し始めたかな?という気候のもと衣類の入れ替えをした方も多いと思います。
世界のタッセル、今回はサリーのご紹介です。


サリーというと代表的な国はインドですね。
私は5年ほど前に、ボランティア活動として現地に小学校を建て運営している友人の活躍ぶりをこの目で見るためにバングラデシュに行く機会を得て、お土産としてサリーを1着購入しました。
現地ではサリーは日常着としての着用、もしくは改まった日などフォーマルな印象の両方があるようで、特に年配の方はきちんとした服装としてのサリーを着用されているようでした。

4年ほど前に帝国ホテルで開催された舞踏会に出場する友人を応援するために駆けつけた際に、せっかくなので着用したサリーでしたが、それきり後にも先にも着用する機会はなく すっかり眠ったままになっていました。


当時はまだタッセルの世界に没頭していたわけではなく、なんとなく選んだものに施されていたのがこんなタッセルだったというお話ですが バングラデシュの女性は手芸とくに刺繍がとても盛んで、多くの土産物にはノクシカタと呼ばれるいわゆる広義での刺し子布があります。


動物や人物、植物といった生活に密着したデザインが多く見受けられます。 着古したサリーなどから布を切って、解いた糸を使って刺し子(刺繍)をし、大きなものではパチワークのように 大勢で囲んで作業をしたり、結婚や出産のお祝いにしたりするようです。 私はある方から日本でいうところの団扇をいただいて帰りました。グルグルと回して大量の風を一気に送り込む画期的な団扇で、端切れや刺繍が施されています。


この時のブログは以下からご覧いただけます。
http://mirekoro.blog105.fc2.com/blog-entry-561.html


さて、 話は変わりますが、先日の夕焼けがあまりにも綺麗だったので富士山の映った写真を一枚掲載します。
タッセル教室「ラナンキュラス」から眺めることのできる景色です。
これからの夏場には夕焼けの時間がだんだん遅くなりますが 夕方のレッスンも相談に応じますので、ぜひこの景色をご覧になってお帰りくださいね。