針の種類

前回は運針の軽いお話をしました。
では針はどう選ぶと良いでしょうか。

和裁の針にも種類は長さと太さで呼び名が変わります。
三の一とか四の一などと呼ばれます。
三の段は木綿を、四の段は絹を縫う針とされています。縫い針の長さは使用する人の指の長さで幾つの物を使うか選択します。

左の数字は針の太さを示し、右の数字は針の長さを示しています。左の数字は大きいものがより細くなり、右の数字は大きくなればより長くなります。

待ち針も洋裁とは違い細く長く針の持ち手目は平いものを用います。
畳んだ際に平面的になるので、中断する際にも扱いやすく抜けにくいです。
待ち針を使う時の注意としては、必ず使用本数を数えること。
ごくごく稀に縫い針、待ち針ともに袷の和服を縫う際に縫い込んでしまう場合があります。