世界のタッセル|キルギスから


つい最近、キルギスを訪問してきた長年の友人からタッセルの写真が送られてきました。
1年の半分くらいはインドに滞在しているのではないかという友人ですが今回はキルギスへの訪問となったようです。

キルギスってどこ?
実は私も正確に地図で指し示せないため、ウィキペディアで調べたので引用します。

キルギス共和国(キルギスきょうわこく)、通称キルギスは、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家である。  首都はビシュケク(旧名フルンゼ)。かつての正式国名はキルギスタンであり、改称以降も別称として公式に認められている。

まだ帰国後に旅の話を伺っておらず、またの機会にここでご紹介できると良いと思っています。

さて冒頭の写真ですが、

キルギスのユルタの天井や壁に沢山のタッセルが下がってました。
 天井のものは馬の鎧のようにしっかりと編まれていて、壁のものは飾りでキラキラの糸が混ざっていました。


というコメントとともに送られてきたものです。
ユルタというのは遊牧民のユルタ族のことですね。
今度詳しくお話を伺ってきたいと思います。

写真を拝見したところでは、かなりオイル分を含んだウール糸を使っているようです。
束ね方は概ねどこの国でもウールの場合にはこのように束感が残ったボリュームで色もとても鮮やかなこと、たくさん下げることなど共通点があるように思います。
ちょっとめには「てるてる坊主」のような。。。
冒頭の写真の天井から下がっているタッセルは吊り紐の部分に少し組紐の要素が取り入れられているようです。
アジアに近い文化も感じるところでもありますね。
よく見ると周囲をぐるりと実に多くのタッセルで縁取られているのが印象的です。
染色の技術もあってのことだと思いますので、たいへん興味深いタッセルです。