ベルサイユ宮殿のタッセルその1

ベルサイユ宮殿

2014年5月のベルサイユ宮殿

しばらくオランダで見つけたタッセルが続いたので、小休止してパリに移ります。
2014年の春はちょうど屋根の部分の修復が終わって、煌びやかな黄金色に輝いている様子を見ることが出来ました。
ベルサイユ宮殿は30年ほど前から世界文化遺産に登録されていて、誰もが知る17世紀のフランスを知ることができる代表格と言えます。フランス革命が勃発した1789年まで、この宮殿には代々のフランスの国王が住んでおり、その他多くの関係者が暮らす部屋がずらりと並ぶ壮大な建築物です。
 
特に鏡の回廊はまばゆい光でため息が出るほどの豪華さで、そこに立つ人の感情として好き嫌いがはっきりとするそうです。
私は「無」表情というか、驚きすぎてただただ絶句とため息が出てしまいました。
一つ一つの造作物はとても立派で細かく、非常に美しいものです。
床一つとっても大変細かく組まれた細工物で、どこを見てもただただため息が出ます。
そんな中、様々な部屋を移動するごとに目に映るのはタッセルの変わった使い方です。
シャンデリアの吊り紐に施されています。
まだ自分でこのタッセルを作成するようになるとは思ってもいなかった2年余り前のことでも、これはかなり斬新な印象を受けました。
そして、なんてオシャレで優雅な居室空間を作るのだろうとうっとりと当時への想いを巡らせたり。
天蓋にも勿論ありました。(少しブレていますが悪しからず
 
ソファに置かれたクッションにも全部もれなく付いています。
こんなお風呂に入ったらどんなに気持ちなんでしょうか。
さて、窓辺に目をやるとこんな縁飾りがあり、タッセルなどにも使えたらさぞ愛らしいものが出来るのではないかと
今になって思う一枚です。